2025年3月6日
テレビは高価で長い間使えるものなので、部屋にピッタリ合うサイズを買いたいと考える方は多いのではないでしょうか。
また、最近のテレビは番組を観るだけではなく、動画配信サービスを楽しんだりゲームをしたりと使い方もさまざまです。そのため、部屋のサイズだけでなく目的に合ったテレビを選ぶことも大切です。
まずはテレビサイズの表記について説明します。テレビサイズの表記には「V型」と「インチ」の2種類ありますが、フレーム部分を含めるかどうかで呼び方が変わります。
「V型」とは、ビジュアルサイズ(Visual size)の略称でテレビのフレームを含めず、映像が映し出される画面の対角線の長さをインチで表したものです。例えば、対角線の長さが50インチのテレビは50V型となります。
一方で「インチ」とは、フレームを含めたテレビ全体における対角線の長さです。1インチあたり2.54cmなので、例えばフレームを含めた対角線の長さが127cmの場合、テレビサイズは50インチと表記されます。また、「インチ」と「型」は同じ意味で使われるので「50インチ」と「50型」は同サイズです。
テレビを選ぶ際は、サイズとあわせて解像度もチェックすると良いでしょう。解像度とは、画面や映像の細かさを「画素数」で示したもので、画素数が多いほどきめ細かな映像を映し出すことができます。また、解像度によって選べるテレビサイズが異なるので、しっかり確認することが大切です。
フルHDは「フルハイビジョン」とも呼ばれ、一般家庭で広く普及しています。解像度は、1,920×1,080で「207万3,600画素」と地上デジタル放送において最大であり、テレビ番組の視聴がメインの方に適しています。
テレビサイズは小型から大型まで豊富に揃っているので、部屋の広さや用途に合わせて選ぶと良いでしょう。また、4Kや8Kに比べて価格が安いので、あまりテレビに予算をかけられない方にもおすすめです。
4Kの解像度は、3,840×2,160で「829万4,400画素」とフルHDの4倍あり、より高精細な映像を映し出します。地上波での放送はまだありませんが、4K対応のゲームや動画配信サービスなどが増えてきています。映像美にこだわってコンテンツを楽しみたい方にはおすすめです。
ただし、4Kテレビは小型サイズが売っていないので注意が必要です。最小でも40V型なので、部屋の広さと視聴距離が十分にとれる環境であれば、4Kテレビを選択肢に入れましょう。
8Kテレビの解像度は、4Kの約4倍の7,680×4,320で「3,317万7,600画素」あり、最高峰の映像を楽しめます。映像の明るさや色の変化が自然に映るので、肉眼で見るのとあまり変わらないと言われています。また、8Kテレビでは1秒間に120コマの画像を表示するため、動きが速くても滑らかで臨場感のある映像です。
8Kテレビの最小サイズは55V型なので、4Kと同様に部屋の広さに合うのか確認する必要があります。また、フルHDや4Kテレビに比べて値段が高く、8K対応のテレビ放送やコンテンツはまだ少ないため、購入する前にしっかり検討しましょう。
「部屋に合うテレビサイズが分からない…」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。部屋の広さに対してテレビが大きすぎたり小さすぎたりすると、視聴時に映像が見にくくなりストレスを感じてしまいます。
少し狭めの6畳以下の空間には、19〜24V型のテレビがおすすめです。比較的小さめのテレビなので、部屋のスペースを奪うことなく設置できるでしょう。
また、軽量なので女性でも持ち運びやすく、気軽に部屋の模様替えができる点もメリットです。値段も比較的安いため、コストパフォーマンスを求める方にも向いています。
子ども部屋やワーキングスペースなどに使われる6畳の部屋には、24〜32V型のテレビが良いでしょう。部屋の広さに対してテレビが大きすぎると、圧迫感を感じてしまうことがあります。
部屋の形や家具の配置にもよりますが、テレビとの距離が十分に取れない場合、24〜32V型の中でも小さめのサイズを選ぶことをおすすめします。
一人暮らしのワンルームや広めの寝室として使われる8畳の部屋には、32〜46V型のテレビをおすすめします。ただし、32V型と46V型では存在感が大きく変わるため、部屋の形状や雰囲気に合った製品を選ぶようにしましょう。
また、40V型あたりから各メーカーが4Kテレビを販売しています。高画質でキレイな映像を楽しみたい場合は、4Kテレビを検討してみてはいかがでしょうか。
10畳以上の広めのリビングにテレビを置くのであれば、50V型以上のサイズがおすすめです。広い部屋であれば、テレビのサイズを大きくすることで見やすさが大きく変わります。リビングは、視聴距離を取りやすく家族でテレビを観る機会も多いので、大画面の方がより映像を楽しめるでしょう。
また、大きいサイズのテレビがあることで、ホームシアターやスポーツ観戦などさまざまな使い方ができます。
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