2024年9月12日
住宅を購入する時期は、その人のライフプランによってさまざまです。
子どもがある程度大きくなってから、家を買う方もいるでしょう。
高齢になってから住宅ローンを組む際、心配になるのが住宅ローンの年齢制限です。
「この年で、30年ローンを組めるのか」と不安になる方も多いことでしょう。
そこで住宅ローンがいつまで組めるのか、何歳までに完済すればいいのかなども詳しく解説するので、これから住宅を建てる予定がある方は、参考にしてみてください。
住宅ローンの申し込みが可能な年齢は、金融機関によってまちまちです。
一例をあげると、みずほ銀行が71歳未満、三井住友銀行が70歳の誕生日まで住宅ローンを組み始めることができます。
一般的に、75歳まで働けるので、住宅ローンを申し込める年齢も高めになっています。
なお、住宅ローンを組み始められる下限は、20歳です。
2022年より成人年齢が18歳に引き下げられましたが、基本的に10代では住宅ローンを組めません。
フラット35は半民半官の住宅ローンです。
一定の収入はあるけれど正社員でないなど、住宅ローンを組みにくい方向けに作られたもので、15年から最長35年まで組むことが可能です。
そんなフラット35は70歳未満なら加入が可能で、完済の年齢は80歳です。
ただし、35年のローンを組みたければ、44歳までに加入する必要があります。
69歳で住宅ローンに加入し、35年ローンを組むことはできません。
69歳で加入した場合は、10年でローンを組む必要があります。
大手銀行の完済年齢も80歳未満(79歳)のところが大半です。
みずほ銀行は81歳未満、三井住友銀行は80歳までの誕生日、三井東京UFJは80歳未満です。
延長は基本的に認められません。
70歳でローンを組んだ場合は80歳までに完済しなければならないので、借り入れられる期間は10年です。
それを考えて、ローンを組み始められると良いですね。
住宅ローンを最長まで組みたいのならば、30代のうちにローンを組むのがおすすめです。
80歳までローンを組めますが、80代でも収入を確保し続けるのは難しいでしょう。
可能ならば定年する65歳、定年延長が前提でも70歳までに完済しておくことがおすすめです。
35歳までに住宅ローンを組み、65歳までに返済するのを一つの目安にしましょう。
住宅ローンを組みはじめる年齢も30代が最も多くなっています。
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