2024年3月28日
木造住宅の法定耐用年数は22年です。
そのため税法上では22年で価値がなくなってしまいます。
ただこの税法上の寿命と物理的な寿命は異なります。
売り物としての値段は付きませんが、住む分には40年でも50年でも住むことが可能ですし、築100年の民家も珍しくありません。
ただし木造住宅の場合、主たる構造の柱や壁はその強度を保てても、屋根や外壁は普段から雨風に晒されているため、定期的にメンテナンスを行わないと劣化が進んでしまいます。
また、室内もトイレや浴室などの水回りは15年~20年ぐらいで修繕の必要があります。
それぞれの法定耐用年数は、鉄骨が34年(骨格材が4mm以上)、鉄筋コンクリート造が47年です。
鉄骨造は柱が鉄骨なので木造と比べて耐久性が高く、鉄筋コンクリートはコンクリート柱のため、鉄骨造よりも強度が高く100年でも持つと言われています。
そして木造住宅との違いは、シロアリの被害などに遭いにくいという事です。そうした面でも耐久性に優れています。
■戸建て住宅の寿命を伸ばすには?
1. 小まめな掃除
戸建て住宅では室内の掃除はもちろんのこと、室外の掃除も必要です。 特に屋根に降った雨水を貯めて地上へ流すルーフドレンという設備に、ゴミや落ち葉などが堆積してしまうと、予想しないところに水が溜まり、それが壁に浸食することがあります。 また壁の劣化やクラックと言われる小さなヒビも汚れていると見逃されることもあるので、掃除をして綺麗な状態を保つことが大切です。
2. 定期的な点検やメンテナンス
木造建物には外観から分かりにくいシロアリ被害の可能性もあり、本格的な調査は専門家に任せることをおすすめします。また、普段目につかない屋根の塗装が雨風で劣化していくと、雨漏りの要因となります。スレート葺の屋根であれば定期的な再塗装で住宅の防水性能を保つことができます。
このように住み慣れた家を大切に扱うには、定期検査を自ら行い必要に応じたメンテナンスを行うことが大切です。
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