2023年1月31日
高槻をはじめとした北摂エリアで数多くの住まい探しをお手伝いしているサンライフホームサービス。家づくりを検討される方に有益な情報をブログでご紹介しています。今回のテーマは、住宅用語解説です。
「駅から〇分」の時間はどうやって測ってるの?と思う方も多いのではないでしょうか?この記事では、「駅から〇分」の時間の測り方や、2022年9月に改正された不動産の表記ルールの一部を紹介します。家探しの参考にしてくださいね。
住宅を探している時によく見る「駅から徒歩〇分」の表記。家選びで重要視するポイントの一つですが、どうやって時間を測っているか知っていますか?
実際に駅から歩いてみると「表記よりも時間がかかった」ということも少なくありません。
ここでは、「駅から徒歩〇分」の測り方と実際の時間とのズレが生まれる理由を紹介していきます。
不動産業界のルールでは、距離と時間を統一するために「徒歩1分=道路距離80m」で表記するよう設定されています。この規定が決まった背景には、ある女性担当者の申し出がありました。
当時、表記ルールの制定には「徒歩1分=100m」の案がありました。しかし、その女性担当者が「現実からかけ離れすぎている。女性にも適用できるように」と抗議し、自分が持っている靴のなかで一番歩きにくいハイヒールで実際の時間を計測。結果、「徒歩1分=道路距離80m」の案が採用されたのです。
例えば、駅から家までの距離が500mの場合は下記のように計算します。
500(m)÷80=6.25(分)
端数は切り上げるため、500mは徒歩7分となります。たとえ駅から家が近くても、徒歩0分とはなりません。
ではなぜ実際に歩いた時と表記の時間にズレが生まれるのでしょうか。その理由は大きく3つあります。
● 信号、踏切などの待ち時間は含まれていない
● 起点、着点は最も近い敷地の位置で決められている
● 人によって歩くスピードが違う
「駅から徒歩〇分」は、直線距離ではなく、実際に歩く道のりを示す道路距離で計算されます。信号や踏切の待ち時間は含まれていないため、ズレが生まれやすいといえるでしょう。
また起点、着点は最も近い敷地の位置で計測されています。
例えば駅の場合、改札口ではなく「駅舎の出入り口」が、マンションの場合はエントランスではなく「敷地の中で駅に一番近い端っこ」が起点です。
改札を出てから駅の外に出る場合や、集合住宅で敷地の端からエントランスが遠い場合は、その移動時間も考えなくてはなりません。
男性、女性、子ども、老人など、人によって歩くスピードが違うのもズレの原因の一つです。
住宅を探す際は、実際に自分の足で歩いてみましょう。
2022年9月1日に不動産の表記ルールが改正されました。強化されたものもあれば、緩和されたものもあります。
ここでは、私たちの生活に関係がある不動産広告の表記ルールを一部紹介します。
販売戸数(区画数)が2戸以上の分譲物件の場合、前までは最も近い住戸からの徒歩所要時間のみ表示していましたが、表記ルール改正により最も遠い住戸からの時間も表示するようになりました。集合マンションは一箇所に沢山の住戸があり、入口(エントランス)から目的の部屋まで行く時間に差があるためです。
例えば、駅からマンションの一番近い住戸が徒歩3分、一番遠い住戸が徒歩6分ならば「○○駅まで徒歩3分から6分」と表示します。
また、マンションの敷地から入口までが遠い集合住宅の場合も、表示時間とズレが生じやすくなるため「敷地の一番近い端っこ」が起点ではなく、「一番近いマンションの入口」が起点となりました。
不動産広告には最寄り駅から主要駅までの所要時間が記載されていますが、表記ルール改正後は、それらの所要時間に電車の乗り換えや待ち時間も含まれるようになりました。
例えば、「〇〇駅から✖✖駅まで通勤特急で25分(平常時は特急で15分)」のように、朝のラッシュ時の所要時間も併せて表示します。
このように改正されたので、「職場の最寄り駅から30分以内の住宅を探している」といった時にとても役立ちますね。
住宅を探す時はさまざまな表示を参考にして、自分にぴったりの家を見つけましょう♪
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