夫婦共有名義のメリット・デメリット - カエルの家|高槻市で新築一戸建を探すなら株式会社サンライフホームサービス
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修じいの知恵袋

Shujii's wisdom bag

夫婦共有名義のメリット・デメリット

ご夫婦で自宅を共有にする最大のメリットは、それぞれに住宅ローン控除が受けられ
るということです。共有名義にするご夫婦の多くは、共働きで一定の収入があり、数
千万円単位の住宅ローンを借りています。住宅ローン控除は、ローンの残高に応じて
納めた税金が還付される仕組みです。生命保険控除などの所得控除と違い、直接税金
から引かれる税額控除なので、節税効果が高いのが魅力です。


ご自宅を共有することで最も困る場面は、離婚をした時です。家を買うときに離婚の
ことを考えて購入する人はほとんどいないでしょう。しかし、厚生労働省の「人口動
態統計の年間推計(2020年)」によると、年間の離婚発生数は20万件以上です。約2
分30秒に1組が離婚していることになります。そのご夫婦のほとんどは、新居を決め
るときに離婚のことなど頭になかったでしょう。離婚した後、どちらが住むにしても、
ローンの返済をどうするかという問題がでてきます。売却しても、共有者の同意を得
なければなりません。離婚した相手に対して、このような交渉をするのは相当なスト
レスになるでしょう。


また、死別の場合にもトラブルが発生する可能性があります。特に相続人同士の仲
が悪く遺産分割協議が進まない場合、一つの財産を数人で共有することになるかもし
れません。そうすると、権利関係が複雑になり、将来的に売却するときに非常に面倒
で難しいという事態が発生する可能性もあります。

名義を共有するかどうかはメリット・デメリットを理解し、検討することをおすすめします。


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