2025年7月3日
夏が近づくと、私たちの暮らしに忍び寄る厄介な存在――それが「蚊」です。わずか数ミリの小さな虫ですが、その存在は刺される不快感だけでなく、感染症を媒介するリスクもあるため、住まいの快適性を大きく左右します。
蚊は、水たまりや湿った場所を好みます。住まいの周りに「ボウフラ」(蚊の幼虫)が発生しやすい環境があると、あっという間に蚊が繁殖してしまいます。ベランダの鉢皿、古い排水溝、庭のバケツ――こうしたほんの少しの水が、蚊にとっては絶好の産卵場所です。
住まいの中への蚊の侵入を防ぐには、いくつかのポイントがあります。
室内では、蚊取り線香や電気式の蚊除けも効果的ですが、まずは「家に入れない」「家の周りで増やさない」ことが最も重要です。
蚊は時に、デング熱や日本脳炎などの感染症を運ぶことがあります。特に小さなお子さんや高齢のご家族がいる家庭では、日常的な住まいの管理が健康を守る第一歩になります。
ほんの少しの心がけで、蚊は住みにくい環境に変えることができます。この夏は、住まいの小さな点検をきっかけに、快適で安心な暮らしを手に入れませんか?
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