2024年4月4日
和室で使われる畳の大きさは「地方によって違う」ということをご存知でしょうか?
現在日本には4種類の畳のサイズがあります。
上から順番に京間が一番大きく、団地間が一番小さなサイズとなります。
「京間」は、京都を中心とした関西圏以西の西日本で使われている畳のことで、
「関西間」「本間」とも呼ばれます。
京間から派生した畳のサイズはエリアによって異なり、
愛知・岐阜・三重など東海エリアに多く見られるのは「中京間」、
東京をはじめとした関東地方を中心に東日本で使用されている「江戸間」、
アパートやマンションなどの集合住宅で使用されている「団地間(だんちま)」があります。
畳の広さは京間と団地間とでは、同じ一畳でも面積が約20%も異なり、
京間の6畳は団地間では約8畳に相当します。
畳縁はどのタイプも同じ幅なので、京間に比べて江戸間や団地間の見た目の印象は
よりコンパクトに感じるかもしれません。
畳の種類によってサイズがバラバラなので、現在の住宅建築では建築物や建材の基準となる
寸法として尺モジュールを採用するようになり、一畳は1.62m2が一般的な大きさとなっています。
普段の生活では、あまり意識することはないかもしれませんが、
新しいカーペットや絨毯を選ぶ際などには、畳数表示だけではなく敷きたい場所の
「縦×横のサイズ(cm)」を測ってお店に行くことがとても大切になります。
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