2024年12月6日
着工はどの時期が最も適しているのか気になるという方も多いでしょう。
雨や雪が降っている状況で新築を建てても大丈夫なのかと不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、着工に適した時期をご紹介します。
これから新築を建てる予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
一般的に、基礎工事にあたるコンクリート打ちは、夏場や冬場を避けて気温の安定している春や秋が適しているとされています。その理由は、固まる前のコンクリートが外気温の影響を受けやすいためです。
また、住宅の建材として使用される木材がぬれてしまうことから、雨の多い梅雨の時季には施工を避けたほうがいいと考えられるケースもあります。こうしたポイントを踏まえると、「4~5月の着工」「梅雨の時季までに屋根の組み上げ」もしくは、「10月~11月の着工」が理想的なスケジュールといえそうです。
ここでは、着工に適したおすすめのスケジュールを2つご紹介します。
・3から5月に着工、8月から11月に竣工
・9から11月に着工、2から3月に竣工
以下より詳しく解説します。
1つ目の春に着工し、秋に竣工のスケジュールであれば、基礎工事の際に凍害やひび割れが発生する可能性は低いです。
ただし、上棟の時期に梅雨と重なる恐れがあり、雨除けのための対処が少し大変です。
2つ目の秋に着工し、春に竣工のスケジュールも同様に、基礎工事の際に凍害やひび割れが起こる心配は必要ないでしょう。
ただ、冬場は内部の作業が進みますが、外部は雪で影響が出る日が増えるでしょう。特にカーポートやアプローチの工事は雪に左右されやすいです。
雪の降る地域では、除雪をしながらの作業となる可能性もあるため、追加料金が発生するかしないか、施工会社に事前に確認しておきましょう。
また、天候を完全に予測することは非常に難しいため、どのような天候に対しても、しっかりと対策を施してくれるか確認しておくことも重要です。
上記のような理由から、家づくりの工程においては、季節によって配慮が必要なポイントもあります。しかし、多くの建築会社は季節による条件の違いを考慮したうえで、それぞれ適切な対応をとっています。
たとえば、冬場のコンクリート硬化不良を避けるために凍結防止剤を利用したり、しっかりと適切な環境を保つ「養生」をしたりすれば、気温による影響を防ぐことが可能です。また、梅雨に関しては、乾燥期間を十分に設ければ、雨による影響を避けることができます。
この時季の施工においては、あらかじめ乾燥期間を工期に組み込んでいる場合も多いため、特に問題がないケースがほとんどなのです。そのため、季節による影響については、むやみに神経質にならなくても問題はないといえるでしょう。
そのうえで、どうしても気になる場合は、建築会社に気象条件への対策方法を確かめてみるのもひとつです。内容や応対によっても、会社の信頼度を見極めることができるため、あまり遠慮をせずに質問してみるといいでしょう。新築を建てたいとお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください
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